地域包括支援センターとは|高槻市12か所の役割と探し方

親のことで市役所に問い合わせたら、お住まいの地域の包括支援センターにご相談くださいと言われた。病院の相談員からも同じことを言われた。そう案内されても、何をしてくれる場所なのかが分からないままでは、電話をかけるのに気が重いものです。

地域包括支援センターは、高齢の方とそのご家族のための総合相談窓口です。介護保険のことに限らず、暮らしの心配ごとを幅広く受けています。相談は無料です。高槻市には12か所あり、お住まいの町丁名によって担当が決まっています。

何をするところなのか

電話で相談を受ける相談員

高槻市の案内では、地域包括支援センターの役割として次の四つが挙げられています。

・介護予防ケアマネジメント
生活機能の低下がみられる方に、介護予防の事業の利用を支援します

・総合相談・支援
ご本人やご家族からの相談を受け、介護保険以外の制度も含めて総合的に支援します

・権利擁護、虐待の早期発見・防止
高齢者虐待への対応や、成年後見制度の活用を支援します

・包括的・継続的ケアマネジメント
高齢者を支える機関のネットワークづくりや、地域のケアマネジャーへの支援を行います

保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員といった専門職が配置されています。医療のこと、福祉制度のこと、介護のこと。相談の入口がどこであっても受けられるように、職種を組み合わせているわけです。

高槻市の場合、市が直接運営しているのではなく、もともと在宅介護支援センターを運営していた法人に設置を委託する形をとっています。運営が公正中立であることが求められるため、市の社会福祉審議会の分科会で管理運営の状況が確認されています。

居宅介護支援事業所との違い

よく混同されるのが、私たちのような居宅介護支援事業所との違いです。

大まかに言えば、地域包括支援センターは、介護保険を使っているかどうかに関わらず、高齢の方に関することなら何でも受ける窓口です。一方、居宅介護支援事業所は、要介護1から5の認定を受けた方のケアプランを作り、サービスの調整を続けていくところです。

要支援1・2の方の介護予防のプランは、これまで地域包括支援センターが担ってきました。令和6年4月の制度改正で、市町村の指定を受けた居宅介護支援事業所が介護予防支援を直接行えるようになり、今は両方の形があります。

どちらに相談すればよいか迷われる場合、迷ったまま止まってしまうより、思いついたほうへかけていただくのが確実です。特に、要介護人t芸の申請をこれから行いたい、申請はしたがまだ結果が出ていない場合でも、状況によっては結果が出る前でも介護保険の利用が可能な場合もあります。結果が出た時に、もし担当が違っても、そこから引き継いでもらえます。ケアマネジャーの探し方については「高槻市でケアマネジャーを探す方法」でまとめています。

高槻市の12か所

高槻市の地域包括支援センターは次のとおりです(2026年8月時点)。担当は町丁名で細かく決まっていますので、ご自身の地区がどこになるかは、高槻市のホームページでご確認ください。

センター名所在地電話
高槻北大字原112072-687-0303
清水松が丘1丁目21-9072-680-2239
日吉台東成合南の町3-1072-689-0184
五領・上牧井尻2丁目37-8072-660-3100
天川前島1丁目36-1072-669-5703
冠・大塚東和町57-1072-662-6363
富田南・下田部登町33-2072-673-7011
三箇牧三島江4丁目38-7072-679-1770
高槻中央城西町4番6号 高槻市地域福祉会館072-676-9522
富田富田町6丁目7-17072-694-2434
郡家郡家新町48-7072-681-8181
阿武山奈佐原4丁目7-1072-692-3112

担当が分からないまま、いちばん近そうなところへかけてしまっても構いません。町名をお伝えいただければ、担当のセンターを案内してもらえます。

なお、認知症に関する相談については、認知症地域支援推進員を配置しているセンターがあり、そちらには専用の電話番号が設けられています。認知症が心配な場合の相談先は「認知症かもしれないと思ったら」でまとめています。

どんなことを相談できるのか

地域包括支援センターの窓口で相談する高齢の女性と職員

高槻市は、次のような場面での利用を案内しています。

  • 介護サービスを利用したいが、まず何をすればよいか分からないとき
  • 要介護認定の申請手続きをしたいとき
  • 高齢者にまつわるさまざまな問題を相談したいとき
  • 家族の介護について相談したいとき
  • 高齢者が虐待されているのを見つけたとき
  • 成年後見制度などを利用したいとき
  • 介護保険以外にどんな高齢者向けのサービスがあるかを知りたいとき

注目していただきたいのは、認定を受けていることが前提になっていない点です。まだ申請していない、そもそも介護が必要な状態なのか分からない。そういう段階の相談こそ、この窓口の役割にあたります。

要介護認定の申請は、地域包括支援センターが代行することもできます。手続きが難しそうだからと先延ばしにされている場合は、その相談から入っていただいて構いません。

相談するときに知っておくと楽なこと

いくつか、電話をかける前の心配を減らせることがあります。

相談に費用はかかりません。何か契約させられるということもありません。話を聞いてもらって、それで終わりにしていただけます。

ご本人でなくても相談できます。ご家族はもちろん、離れて暮らすご家族からのお電話も受けています。遠方から実家の親を支える方法は「遠方から高槻市の実家の親を支える」でまとめています。

話す内容がまとまっていなくても構いません。何に困っているのか自分でも整理できていない、という状態のまま話しはじめて差し支えありません。話を聞いてもらっているうちに、困っていることやこの先どうしたいのかが見えてきたということも良くあります。現状を整理するところから一緒に考えるのが、この窓口の仕事です。

あらかじめ手元にあると話が早いものとしては、介護保険被保険者証、かかりつけの病院名、ふだん飲んでいる薬の情報があります。なくても相談は始められます。

よくあるご質問

担当のセンターでないところに電話してしまったらどうなりますか

担当のセンターを案内してもらえます。急ぎの内容であれば、その場で必要な対応につないでもらえることもあります。かけ直しになっても、それで不利益が生じることはありません。

相談したら、必ず介護サービスを使うことになりますか

なりません。相談だけで終えていただいて構いません。まだ早いと感じておられる段階でも、どういう選択肢があるかを聞いておくと、必要になったときに動きやすくなります。

本人が相談を嫌がっています。家族だけで相談してもよいでしょうか

構いません。ご本人が乗り気でない場合にどう進めるかも、相談の内容になり得ます。ご家族だけで話を聞きに行かれるところから始めていただけます。プロの目線でご本人へのアプローチの仕方についても提案してもらえます。

地域包括支援センターとケアマネジャーは、どちらに相談すればよいですか

要介護1から5の認定を受けていて、これからケアプランを作る段階であれば、居宅介護支援事業所へ直接ご相談いただけます。認定を受けていない、あるいはどうすればよいか分からないという段階なら、地域包括支援センターが入口になります。相談から利用開始までの流れは「介護認定前でもケアマネジャーに相談できる?」でまとめています。

土日や夜間も相談できますか

受付時間はセンターによって異なりますので、電話でご確認ください。緊急を要する場合の連絡方法についても、あわせて聞いておかれると安心です。

どちらに相談すればよいか分からないときも、お電話ください

カサージュ・ケアプランセンターは高槻市の指定居宅介護支援事業所です。
主任介護支援専門員が在籍し、管理者をはじめ看護師資格を保有しているケアマネジャーが在籍していますので、医療機関との連携が必要なご相談を得意としています。
包括に相談するよう言われたが何を話せばよいか分からない、要介護認定をまだ申請していない、退院にあわせて在宅の準備を始めたい、いまのケアプランが生活に合っていない。どの段階のご相談でも承ります。遠方にお住まいのご家族からのお問い合わせにも対応しています。
当センターにお電話いただいて、地域包括支援センターのほうが適していると分かれば、その旨をお伝えします。たらい回しにはいたしません。話を聞いてみて合わないと感じたら、そこで終わりにしていただいて差し支えありません。
【お問い合わせ】
カサージュ・ケアプランセンター
電話:072-628-7892  受付時間:9:00〜17:00(土日祝を除く)